ガイドコメント
東欧モルドバ出身の3人組ユニットの日本デビュー作。本国では2ndとなる。ヨーロッパで400万枚を売り上げた3曲目をはじめ、リミックスも収録。日本人には聴きなれないルーマニア語が新鮮。トラックのクオリティは高い。
収録曲
01DRAGOSTEA DIN TEI
2005年、日本の夏をがっつり盛り上げてくれたモルドバ共和国産・テクノ・ダンス・チューン。独特の語感がなんとも心地よいヴォーカルとシンプルかつ快楽的なビートは、まさに未体験ゾーン。おかしくて可愛くて、気持ちいい。
02FIESTA DE LA NOCHE
ユーロとテクノと民族音楽の合体フォーミュラ、とでもいうべききわめてユニークなナンバー。ラップとコーラスを交互に組み合わせたヴォーカル、サビに入ったとたんに高揚感が一気に増していくメロディ構成もいい感じ。
03DE CE PLANG CHITARELE
アコースティック・ギターの切ない響き、小鳥の可憐な鳴き声、シンプルな4つ打ちのビート、エレクトリック・ワウといった“何じゃそりゃ!”と叫びたくなるくらいにカラフルな要素を力技で組み合わせたトラックが見事。
04PRINTRE NORI
クラシカルな空気をたたえたピアノとどこか悲しそうなストリングスでスタート、しっとりしたバラード? と思ったら、いきなりファットなビートが鳴り響く。この意外性もO-ZONEの魅力。歌詞の内容は別れた彼女に対する、未練たらたらの男の感情。
05ORIUNDE AI FI
ピアノとドラムを中心としたオーガニックかつシンプルなサウンドに乗って、ゆったりメロディを歌い上げるバラード・ナンバー。メンバー3人の声が重なるサビメロからは、エモーショナルかつノスタルジックな雰囲気が伝わってくる
06NUMAI TU
トランス/テクノ系の幻想的なトラックとささやくようなヴォーカリゼーションを融合させたナンバー。オーディエンスの体をしっかりと揺らしながら、聴かせるところはきっちり聴かせる、バランスの取れた楽曲だ。
07DAR, UNDE ESTI
超シンプルな4つ打ちとチープ・シックなアナログ・シンセの奏でるメロディは、パラパラ系のダンスにぴったりハマりそう。覚えやすいメロディ、ノリやすいビートは、オーディエンスを躍らせる(楽しませる)ことだけにフォーカスされている
08DESPRE TINE
ちょっとだけ初期YMOっぽい雰囲気も感じたりする、80年代風テクノ・ナンバー。ブリブリとうねるベース・ライン、徹底的に簡素なドラム、そして、やっぱりどこまでもキャッチーなメロディ。間奏部分の”フー!”という掛け声もGOOD!
09SARBATOAREA NOPTILOR DE VARA
「YEAH!」「WOW!」というコーラスとともに繰り広げられる大サビの盛り上がりがダンス魂に火を付ける、切なくも情熱的なダンス・チューン。ホイッスルとルーマニア語の“語り”をフィーチャーした間奏パートも聴きどころ。
10NU MA LAS DE LIMBA NOASTRA...
スパニッシュとトルコ民謡が混ざったような(?)摩訶不思議なオリエンタル・メロディに身悶える。東欧の民族楽器をイメージした(であろう)パーカッションと音数を抑えたベースを軸にしたサウンドも印象的で、アルバム全体にアクセントを付けている
11CREDE-MA
ドラム、ベース、ギターによるオーソドックスなバンド・スタイルの演奏による、民族調のバラード。切々と聴く者の心情に訴えかけてくる旋律、心が離れていこうとする恋人に向けた感情を刻み込んでいくラップがたまらない。
12DRAGOSTEA DIN TEI
アグレッシヴなビートをフィーチャーした、トランス/テクノ系のリミックス。曲が盛り上がったところでブレイク→”のまのまいえい”のサビを響かせるという、お約束の構成もいい感じ。これなら文句なく踊れるはず!
13DRAGOSTEA DIN TEI
ぶっといビートを前面に押し出した、超イケイケのトランス・ミックス。要所要所で原曲のメロディを活かしながらも、しっかりとDJの個性が感じられる仕上がりとなっている。フロアでの熱狂を想起させる音像もかっこいい。
14DRAGOSTEA DIN TEI
BPMはかなり速め。何かに追い立てられるように疾走するビートが印象的なユーロビート・リミックス。サビのメロディもしっかり残されていて、パラパラ・ファンにはたまらないサウンドになっている。振り付けを覚えて踊りましょう。
仕様
CDエクストラ内容:MA-I-A HI FLASH〜恋のマイアヒ〜ねこねこ空耳 恋ver.