ミニ・レビュー
シングル(5)(11)(12)を含む、通算6枚目のアルバム。どれがシングル・カットされても遜色ないほど質の高い楽曲の数々を、いつものように伸びやかなヴォーカルで歌い上げている。安心したり、なんとなく切なかったり、めまぐるしかったりと、恋するすべての人の心に深く響く。
ガイドコメント
前作から約1年3ヵ月ぶりとなる、aikoの通算6枚目のアルバム。2曲のヒット・シングル「かばん」「花風」に加え、アルバムに先がけリリースされたシングル「三国駅」を含む、充実の1枚。
収録曲
01青い光
02恋人同士
03エナジー
04明日もいつも通りに
05かばん
大好きな人への想いを胸にしまい込みながらも、気持ちをさとられないよう、さまざまに夢想していく彼女の心模様。片想いだけど、けっして肩肘貼らず前向きに受け止めゆく恋心を、温かさ覚える歌声を通して素直に描写。
06恋の涙
07ビードロの夜
08愛のしぐさ
09ずっと近くに
10Smooch!
11花風
花風を覚えたとき、悲しかった想いも素敵な思い出として受け止められる。時の経過のおかげで、切ない感情をポジティヴな想いへと昇華していけた女性の心境を、躍動的なビートに乗せ、優しげに歌いあげていく。
12三国駅
自身が青春時代に過ごした街をモチーフに綴った切ないバラード。“毎日が昨日のようだった”はずなのに、あなたと離れることにおびえ焦っていた過去を思い出すようにゆったりと歌う。ピアノとストリングスを配した吉俣良の編曲が映える。
13星物語