ミニ・レビュー
内面を臆面もなく、さらけ出す潔さ。シラフで聴くには赤面覚悟の勇気が必要な情景だが、アルコールの力を借りれば麻痺した脳に不思議な心地よさと、かき乱されるような快感を響かせるギター・サウンドが宙空を飛び交う。アコギのインスト曲が意外な一面。
ガイドコメント
移籍第1弾ミニ・アルバム。タイトル曲は、ライヴでの人気曲を初音源化したまさかの爽やかダンス・チューン。メランコリーなメロディで胸の内をひっかくアートらしい楽曲が続く、メジャー復帰の意気込み溢れる1枚。
収録曲
01あと10秒で
4つ打ち風から、8ビートに変化し、「何もねぇ」などというリフレインでたたみかけるように聴かせる。ライヴで何度も披露され、音源化されていないのにもかかわらず、ファンの間で絶大な人気を誇る一曲。新生アート・スクールの本格的復帰作となったミニ・アルバムの表題曲であり、冒頭を飾る重要曲。
02汚されたい
03イディオット
04LITTLE HELL IN BOY
05カノン
ギター、ドラムのみの静かなイントロ〜広がりのあるギター・サウンドのあと、歌がスタート。サビの「どれだけ愛し合ったって……」という切ないフレーズと甘いメロディ、木下の祈るようなヴォーカルが胸をしめつける佳曲。歌詞での印象的な情景描写も切なさを増大させ、何度もリピートして聴きたくなる。
06僕のビビの為に〜あと10秒で (John Agnello mix ver.)