ミニ・レビュー
面白い。ショパンの練習曲をゴドフスキーがおちょくった、と書くと語弊がありすぎだが、そう思って聴くと余計に面白い。テクニックのひけらかし、見得の切り具合と、原曲と並べてあるのでよく分かる。それをベレゾフスキーがけれんも厭わずに弾いている。偉い。★
ガイドコメント
ベレゾフスキーの久しぶりのソロ・アルバムは、難曲中の難曲として知られるゴドフスキー編曲の珍しい作品。すでにショパンのエチュード集を出しているベレゾフスキーの、注目すべきアルバム。
収録曲
ショパン:
01練習曲op.10-1ハ長調
02練習曲op.10-1ハ長調「全音階」 (ゴドウスキー編)
03練習曲op.10-2イ短調
04練習曲op.10-2イ短調「鬼火」 (ゴドウスキー編)
05練習曲op.10-4嬰ハ短調
06練習曲op.10-4嬰ハ短調:左手のための (ゴドウスキー編)
07練習曲op.10-5変ト長調「黒鍵」
08練習曲op.10-5ハ長調「白鍵のエチード」 (ゴドウスキー編)
09練習曲op.10-5イ短調「タランテラ」 (ゴドウスキー編)
10練習曲op.10-6変ホ短調
11練習曲op.10-6変ホ短調:左手のための (ゴドウスキー編)
12練習曲op.10-12ハ短調「革命」
13練習曲op.10-12:左手のための嬰ハ短調 (ゴドウスキー編)
14練習曲op.25-1変イ長調「エオリアン・ハープ」
15練習曲op.25-1変イ長調「エオリアン・ハープ」 (ゴドウスキー編)
16練習曲op.25-5ホ短調
17練習曲op.25-5嬰ハ短調「マズルカ」 (ゴドウスキー編)
18練習曲op.10-5「黒鍵」とop.25-9「蝶々」の組み合わせ変ト長調「冗談」 (ゴドウスキー編)
19練習曲op.10-11とop.25-3の組み合わせヘ長調 (ゴドウスキー編)
ゴドウスキー:
20「トリアコンタメロン」op.11〜なつかしいウィーン
ショパン:
21ワルツop.64-1変ニ長調「小犬」 (ゴドウスキー編)