ミニ・レビュー
デッカ移籍後の2枚目のアルバム。初めてのフランス作品集だが、彼女はフランスとも縁が深く、今までなかったのが不思議なくらい。指のコントロールが抜群で、多彩な音色、ニュアンスを作り出し、繊細さや淡い色合い、微妙なリズムの移ろいなど、まことに美しい。★
ガイドコメント
デッカ移籍第2弾は、フランス作品集。フォーレからドビュッシー、サティをはじめ、ミシェル・ルグランまでをカヴァー。村治の自在な演奏が息づいている。またフォーレとルグランは二重録音を行なっている。
収録曲
01ジムノペディ第1番 (サティ)
02ジムノペディ第3番 (サティ)
03亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー)
04亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル)
05サウダージ第3番 (ディアンス)
062つの舟歌 (クレンジャンス)
07「ドリー」組曲〜子守歌/優しさ (フォーレ)
08ギターのための幻想曲 (ブレヴィル)
09グノシェンヌ第1番 (サティ)
10水色スカラー (吉松隆)
11「ベルガマスク」組曲〜月の光 (ドビュッシー)
12夏は知っている (ルグラン)