ミニ・レビュー
15枚目のシングルは、哀愁迫りくるロマンティックな幕開け。新しい自分をつかむための旅立ちや、心を開放していくことは、その人自身を成長させる大切な儀式。強い信念を、優しくも浮遊感を持ったソフィスティケイテッドな音景色に乗せ、しっかりと伝えている。
ガイドコメント
ケツメイシの15枚目のシングル。今回収録されている楽曲どれもが、「人は独りではない」ということを語りかけてくる歌詞が印象的。Sugiuramnによる大ヒット曲「さくら」の切なさ爆発のリミックスも秀逸。
収録曲
01旅人
人生を旅にたとえ、自由を鳥になぞらえて歌い上げた15thシングル。耳あたりの良いスタンダードなポップス・メロディの中に巧みにストリングスを採り入れて、気分を盛り上げている。明るい未来を指し示す応援歌。
02いま会いに行く
“メールや携帯じゃ物足りないから、大好きな人の元に急ぐ”というストーリー仕立てのラブ・ソング。赤面しそうなほど直球な思いを4つ打ちビートに乗せて表現。途中のラップ・パートがコントのようで楽しい。
03若気のいたり
ライヴで人気のエロ・ネタが、トラックに登場。レゲエ・サウンドに乗せて聴こえてくるのは、夜の歓楽街での失敗談。次々と飛び出すお下品&お下劣な最低エピソードに爆笑必至のナンバー。まさに“若気のいたり”!
04さくら (Sugiurumn remix)
パーティ・モンスターことSugiurumnによる「さくら」のリミックス。叙情的なヒット曲が、よもやダンサブル・チューンになろうとは! シンセサイザー・サウンドが、花びらに反射するきらめきのように思えるから不思議。