ミニ・レビュー
70年代、オーディション番組『スター誕生』から飛び出したピンク・レディー。その時に受けたカジュアルな印象とは異なり、まさかあんな子供もOKな健康的エロティシズムでお茶の間を席捲するとは思わなかった。テレビの前では誰もがこぞってその振り付けをマネしたものだ。そんなピンク・レディーのオリジナル・アルバム(LP)が、デビュー30周年記念企画として紙ジャケットで完全復刻! 今回は全12タイトルのうち8タイトルを紹介。ファースト『ペッパー警部』では収録曲の半分が当時大人気だったベイ・シティ・ローラーズのカヴァーというダイナミックぶり。セカンド『星から来た二人』ではCMメドレーが懐かしい。そしてピンク・レディーといえばライヴ。初の海外進出となったラスベガス公演の興奮をパッケージした『アメリカ!アメリカ!アメリカ!』をはじめ、後楽園球場、武道館、田園コロシアム、芝・郵便貯金ホールといった国内でのエキサイティングなステージの模様を収めたライヴ盤からもリアルな二人の躍動が伝わってくる。異色なところでは初主演映画のサントラもあったり。こうして聴いてみて、トップ・アイドルとしての彼女たちの凄みをあらためて実感。