ダークな疾走感とハスキー・ヴォイスのパワーが圧倒的なナンバー。“雷音”と“ライオン”をかけるなど言葉遊びの詰まった歌詞は、1度では意味を掴みにくいほどトリッキーだが、キャッチーなメロディとメリハリの効いたリズム感がしっかりと耳に残る。

レトロな印象すらあるハード・ロック調のイントロ、独特の節回しのヴォーカル、そして大地と自然を歌った詞の組み合わせが不思議な魅力をたたえているナンバー。緊張感に満ちたサビのメロディ・ラインが、美しさを保ちながら今にも突き抜けそうな勢いで伝わってくる。

“たずね人、探してます”というフレーズのリフレインが印象的なスロー・ナンバー。さまよっているようなおとなしい曲調が、ヴォーカル・ひぃたんのさまざまな声色を導き出し、中性的な魅力を際立たせることに成功している。