ミニ・レビュー
KinKi Kidsの約7ヵ月ぶりとなる23枚目のシングル。それぞれのソロ活動で志向性の違いをみせつつ、KinKiではガツンとこういう楽曲を聴かせるところがスゴい。林田健司によるメロディは、夏というキーワードや沖縄調アレンジを超えた力を持っている。
ガイドコメント
KinKi Kidsの、約7ヵ月ぶりとなる通算23枚目のシングル。今作「夏模様」は、沖縄の楽器が印象的に響くミディアム・テンポのナンバーで、子供の頃に見た風景を想い出す詞の世界観も魅力だ。
収録曲
01夏模様
三線の音やエイサー太鼓、指笛、掛け声など、沖縄のエイサー風のアレンジが独特で、タイトル通り夏の匂いを漂わせた曲だ。夕暮れを水彩画にたとえるなど、夏休みを思わせるノスタルジックな雰囲気が胸に迫り、感傷的な気持ちを呼び起こす。
02星のロマンティカ
ラテンを匂わせるパーカッションとブラス・アレンジが情熱的で妖艶な印象を残すナンバー。徐々に激しさを増していく、ホーンの音が心の高まりを表わしているようだ。口説き文句のような歌詞が気だるいほどに甘く、曲の世界にロマンティックな色を添えている。
03いつでもどこへでも
ハウス風なアレンジがスマートなミディアム・バラード。相手をひたむきに想う気持ちが「いつでもどこへでも」という献身的な言葉で表現されている。Kinki Kidsの2人の表現力豊かなヴォーカルが、切なく響いていくナンバー。