ミニ・レビュー
カナダ人兄弟を中心とした4人組の3枚目のシングルは、映画『夜のピクニック』の主題歌として書き下ろしたバラード。英語詞が多い彼らには珍しく、全編日本語。スウィートでドラマティックな“切ない名曲”がまたひとつ誕生した。イングリッシュ・ヴァージョンの(3)もまた、いい。
ガイドコメント
2006年10月発表の3rdシングル。全編日本語詞で綴られた温かいバラード・ソングで、彼ららしい印象的なメロディが魅力だ。恩田陸の小説を原作とする映画『夜のピクニック』の主題歌。
収録曲
01フタリ
MONKEY MAJIK史上初の全編日本語詞で綴られたラブ・バラード。アコースティック楽器を中心に構成された、ヴォーカルの息遣いまでもが伝わってくる繊細なサウンドの中で、叙情的なメロディがどこまでも優しく響きわたる。
02Happiness
ボサ・ノヴァ風のアコースティック・ギターやフルートのソフトな音色。そしてリヴァーブが強めにかけられたパーカッションの絡みが、オリエンタルな雰囲気を醸し出すミディアム・チューン。幸福を捜し求める人々の心が歌い上げられている。
03フタリ (English Version)
全編日本語詞だった「フタリ」のサビ以外の歌詞を英語で歌い直したもの。英語詞に書き直された部分は、オリジナルとは違って別れの歌になっており、“裏ヴァージョン”とでもいうべきものに仕上がっている。