ミニ・レビュー
約9ヵ月ぶりとなるシングルは、ロックの良いところだけを凝縮したかのような疾走感あふれたハード・ドライヴィング・チューン。極限まで削り落とされたようなシンプルなアレンジに、魂を込めるかのような熱くたぎったヴォーカル。ロックの原点を垣間見るかのよう。
ガイドコメント
3曲の書き下ろしを含む、THE BACK HORNのシングル。彼らの魅力が弾けたアグレッシヴなロック・チューンが満載で、ライヴへの期待が高まる仕上がりとなっている。
収録曲
01声
疾走感あふれるハード・ドライヴィング・チューン。シンプルなパワー・コードとミュートした歯切れの良いギター、ゴリゴリとしたベース・ラインやステディなドラムスと、無骨ながらも聴く人の心に迫ってくる音塊が魅力。ブリティッシュ風のメロディも印象的だ。
02果てしない物語
メロディアスでポップさが強調されたナンバー。すがすがしいハーモニーや単旋律を弾くシングル・ノートのギター・バッキングなど、ポップな側面を見せながらも、普段と変わらずリズム隊の熱さが伝わってくるような生々しい雰囲気の演奏が彼ららしい。
03イカロスの空
アフター・ビートを強調したスカのリズムとツー・ビートのような高速エイト・ビートが交互に登場するアグレッシヴなナンバー。叫んでいるかのようなヴォーカルと繰り返し登場するギターのメロディが、切なさを増幅している。
04舞姫 (仮)