ミニ・レビュー
2006年はBY PHAR THE DOPESTとしても活動したKREVAのシングルとしては4作目。ラッパーの中ではメロディの大切さをもっとも感じているひとりだけあって、非常にフックのある出来。ライムもかなりダイレクトな応援歌だ。
ガイドコメント
2007年3月発表のシングル。高校生の恋愛を題材にした日本テレビ系バラエティ番組『恋愛部活』のために書き下ろされたナンバーで、春にふさわしいポジティヴな歌詞と日本人好みの美しいサビが際立っている。
収録曲
01アグレッシ部
ストリングスを優雅に用いたトラックがスリリングに躍動する恋愛応援ソング。トラックメイカーとしてのKREVAの深さが垣間見られる、独特のポップネスが特徴的。リリックは力強くポジティヴで、包み込むような優しさが満ちている。
02THE SHOW (熊井吾郎Remix)
熊井吾郎によるリミックス・ヴァージョン。粗い録音のドラムループがロック的な骨太さを演出している。ミドル・テンポのトラック上で「One for the money, Two for the show」と歌うKREVAに、ラッパーとしての本質を見ることができる。
03口元に笑み
不思議な静寂感が漂うトラックが耳に残る佳曲。木琴や微弱なシンセのサウンドコラージュを最小限の音数で組み立ててある。「化粧よりアンチエイジングより、まず笑顔」というリリックも、KREVAらしい都会的なポジティヴさに満ちている。
04アグレッシ部 (Inst.)
05THE SHOW (熊井吾郎Remix) (Inst.)
06口元に笑み (Inst.)