ミニ・レビュー
アンドレア・ロストが「フィガロの結婚」と「ドン・ジョヴァンニ」に出てくる8人のキャラクターに挑んでいる。彼女の声にぴったりと合った役と今一つそうでない役があるが、どれもロストのチャーミングで澄んだ声の魅力を伝えている。
ガイドコメント
アバド指揮の「フィガロの結婚」全曲盤に参加していた美貌のソプラノ、ロストのモーツァルト。各国のオペラ劇場から引っぱりだこのロストが、その表現力をフルに発揮して、魅力的な響きを聴かせている。
収録曲
モーツァルト:
01歌劇「フィガロの結婚」〜自分で自分がわからない/愛の神様、慰めの手を差し伸べてください/恋とはどんなものかしら/いらっしゃい、さあ膝をついて…/スザンナはまだ来ない〜甘さと歓びの美しいときは/失くしてしまった、困ったわ/牡山羊と牝山羊は…/ついにその時が来たわ〜早くおいで、すばらしい歓びよ
02歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜ああ、去っておしまい、裏切り者め!/もうお分かりですね、誰が名誉を私から奪おうとしたか/ぶってちょうだい、ねえマゼット/見てらっしゃい、いとしい人…/ああ神様、あの不道徳者は〜あの人でなしは私を裏切り/むごい女ですって?〜いいえ、いとしい人よ
演奏
アンドレア・ロスト(S) タマス・パール指揮 フランツ・リスト室内管弦楽団