ミニ・レビュー
通算9枚目のシングルは、谷村新司や水越けいこが歌った隠れ名曲のカヴァー。1曲目は、なっち用に更新された女性詞で、高音部の繊細な歌唱とストリングスが泣かせる。2曲目は原曲のままの男性詞で、安倍の中低音とソロ・ピアノの響きの相乗効果で、懸命に生きる人間像が浮かぶ。
ガイドコメント
2007年5月発表のシングル。谷村新司の名曲のカヴァーで、テーマは大人の恋愛観。ミニ・アルバム『25〜ヴァンサンク〜』で等身大の自分を表現した彼女が、本作では“大人の安倍なつみ”に挑戦している。
収録曲
01Too far away〜女のこころ〜
ソロ9枚目となるシングル。88年に谷村新司によって歌われた原曲「Far away」を、女性目線からの詞にリニューアル。想いを紡ぐように切々と歌われる声と哀しげなストリングスの音が相まって美しい。
02Too far away
88年に谷村新司によって歌われた「Far away」のカヴァー。たった1本のピアノのシンプルなアレンジとエモーショナルなヴォーカルの組み合わせが、大人としての新たな魅力を引き出している。大人の男の言葉で歌うのも新鮮だ。
03Too far away〜女のこころ〜 (Instrumental)