ミニ・レビュー
オールド・ファンには懐かしいだろう。しかし、最近の古楽器に慣れた耳にも逆に新鮮に感じる。現代楽器とはいえ編成はそれほど大きくなく、曲想を考慮すればむしろ妥当。表情もすっきりしていて好感度大。古い録音だが、年代的には驚異の鮮明度である。
ガイドコメント
ザルツブルク音楽院の院長を長く務め、モーツァルト学者でもあったバウムガルトナーがもっとも得意とする、ウィーン古典派を代表するハイドンの滋味あふれる演奏を収録。優雅で気品にあふれた、隅々まで血の通った名演だ。
収録曲
ハイドン:
01交響曲第103番変ホ長調Hob.1-103「太鼓連打」
02交響曲第100番ニ長調Hob.1-100「軍隊」
演奏
ベルンハルト・パウムガルトナー指揮 ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ