ミニ・レビュー
今や世界的な文化遺産と呼びたいジブリ映画(正確には『ナウシカ』はジブリ製作ではないが)音楽の吹奏楽版。編曲はサントラのイメージに沿ったものと比較的自由なものと両方あるが、ともに作品世界を大切にした丁寧な筆致に好感度大。共感に満ちた演奏も聴きものだ。
ガイドコメント
スタジオジブリのアニメーション映画の音楽をもとに編曲・構成した吹奏楽作品集。森田一浩と後藤洋が編曲を、東京佼成ウィンドo.が演奏を担当。見事なオーケストレーションによって『風の谷のナウシカ』などの人気楽曲をドラマティックに披露している。
収録曲
久石譲:
01交響組曲「風の谷のナウシカ」3章〜風の伝説/戦闘/はるかな地へ (森田一浩編)
02「ラピュタ」-キャッスル・イン・ザ・スカイ-〜空から降ってきた少女/スラッグ渓谷の朝/ハトと少年/ロボット兵/竜の穴/君をのせて (森田一浩編)
03「となりのトトロ」-コンサート・バンドのためのセレクション-〜さんぽ/五月の村/すすわたり/風の通り道/ねこバス/となりのトトロ (後藤洋編)
04「魔女の宅急便」セレクション〜海の見える街/仕事はじめ/傷心のキキ/突風/旅立ち (森田一浩編)
05「もののけ姫」セレクション〜アシタカせっ記/TA・TA・RI・GAMI/アシタカとサン (森田一浩編)
06吹奏楽のための交響的ファンタジー「ハウルの動く城」〜暁の誘惑/さすらいのソフィー/陽気な軽騎兵/星をのんだ少年/人生のメリーゴーランド (後藤洋編)