ミニ・レビュー
センチメンタリズムを包括したキャッチーなメロディが、いきなり飛び込んでくる。未来を切り開くのは、きっと前向きな想い。ネガってる場合じゃない。青春の香りを放つリリックが勇気をくれる。帝京高校野球部出身の三人組ヒップホップ・ユニットが放つ7枚目のシングルは、爽やかでピュアなポップ・チューン。
ガイドコメント
帝京高校野球部の同級生で結成された3人組ヒップホップ・ユニットの、2009年11月11日発表の7thシングル。テレビ東京系アニメ『銀魂』エンディング・テーマに起用された「ワンダフルデイズ」ほか、彼らら爽やかなキラー・チューンを収録する。
収録曲
01ワンダフルデイズ
テレビ東京系アニメ『銀魂』エンディング・テーマとなったミディアム・ポップ。冒頭から息の合ったハーモニーを展開しつつ、平凡に見える日常こそが実は幸せなのだと高らかに歌う希望に満ちたサビへと繋げている。
02のら猫達は知らない
独りぼっちの淋しさや虚無感をのら猫の視点から描いたミディアム・チューン。やさしいアコギをアクセントにしたシンプルなトラックに、控えめなクラップ音がノリを加味している。“いくら偉くなったって……寒くて凍えそう”という叫びが痛々しい。
03Letter
“君がくれた手紙の返事を 遅れたけど唄にする”と伝えられずにいた感謝の気持ちを、オルガンの音色が温かいナチュラルなトラックに乗せて歌ったミディアム・ナンバー。LANCEとRYOの声質の違いを素直に生かした歌パートが聴きどころ。