ミニ・レビュー
童謡からオペラまで幅広く活躍する大塚啓子の、ちょっと洒落たアルバム。ここでもまことに多彩な選曲で楽しませてくれる。「別れの曲」と「わが母の教え給いし歌」は自作の詩をつけてうたっている。多彩さは才能にも表われているようだ。高音も刺激的にならず、奥行きのある声が心地よい。
ガイドコメント
クラシックをベースに童謡からシャンソンまで幅広いレパートリーを持つソプラノ、大塚啓子の久しぶりのアルバム。イタリア古典歌曲から日本の抒情歌、タイトルになっている自作曲まで、彼女らしい幅の広さを披露している。
収録曲
01緋色のサラファン (ヴァルラーモフ)
02ダニー・ボーイ (アイルランド民謡)
03ローレライ (ジルヘル)
04わが母の教え給いし歌 (ドヴォルザーク)
05別れの曲 (ショパン)
06忘れな草 (クルティス)
07すみれ (A.スカルラッティ)
08幸せを運ぶ鳥 (J.P.カルベ&J.ブルーソル)
09ジプシーの歌 (センティルマリー)
10サマータイム (ガーシュウィン)
11胡蝶花に寄せて (小林秀雄)
12宵待草 (多忠亮)
13ばらの花に心をこめて (山田耕筰)
14まあるいよろこび (大塚啓子)