ミニ・レビュー
デビュー10周年の彼女の両A面となる48枚目のシングルは、リアレンジの「walk〜to the future〜」を含め、すべてがバラード。ダンサブルに攻めまくるアッパー・チューンとは180度違う表情で、ヴォーカリストとしての表現力を思う存分に発揮している。その極上の切なさが残す余韻がたまらない。
ガイドコメント
一途に人を愛する事、純粋な好きとい気う持ちを歌った「好きで好きで好きで」などを収めた、デビュー10周年となる2010年の第3弾シングル。10年ぶりにアレンジを変えて再レコーディングされた1stアルバムの収録曲「walk」も必聴だ。
収録曲
[Disc 1]
01好きで、好きで、好きで。
純粋な“好きで”の連呼が印象的な48thシングル。好きで仕方ない気持ちを愚直とも思えるほど同じ言葉で綴った詞には、“あなた以外何もいらない”という感情に満ちあふれている。さまざまな愛を歌ってきた倖田の純情な一面が垣間見られるラヴ・バラードだ。
02あなただけが
忘れられない恋を思い返し、もう一度逢いたいと願う切ない恋物語。よどみなく流れるピアノと適宜に刻まれるビートが、意外にもさらっとした雰囲気を生むミディアム・ラヴ・バラードだ。不倫愛を描いた鈴木京香主演のNHKドラマ10『セカンドバージン』主題歌。
03walk〜to the future〜
1stアルバム『affection』収録の「walk」を、アレンジを変えて10年ぶりに再録したナンバー。悲しみながら喜びながら進むべき道はひとつ、というフックや“唄い続ける”の強い歌唱には、ここまで貫いてきた倖田の信念がうかがえる。
[Disc 2]〈DVD〉〈Music Video〉
01好きで、好きで、好きで。
02あなただけが
03walk〜to the future〜
04Making Video (初回のみ収録)