ガイドコメント
青文字系雑誌で活躍する“原宿ファッションのカリスマ”モデルのデビュー・ミニ・アルバム。Perfumeを手掛ける中田ヤスタカをプロデューサーに迎え、きゃり語や変顔などでもみられる彼女の魅力をエレクトロ・ポップに昇華したハッピーな一枚だ。
収録曲
01きゃりーのマーチ
中田ヤスタカ(capsule)がプロデュースを手がけた、2011年8月発表のデビュー・シングル収録の冒頭曲。モデルとして活躍する彼女のシンガーとしての幕開けを飾る、わくわく感に満ちた楽曲だ。歌詞の要素は潔く“きゃりーぱみゅぱみゅ”のみ。
02チェリーボンボン
お酒が入ったお菓子、チェリーボンボンに憧れていた子供の頃のことを思い出す歌詞とセンチメンタルなメロディが絶妙にマッチしたポップ・ソング。タイトルを連呼するサビがクセになる、思わず口ずさみたくなるヘヴィロテ確実の楽曲だ。
03PON PON PON
デビュー・ミニ・アルバム『もしもし原宿』のリード曲にしてiTunesのフィンランドのエレクトロ・チャート1位獲得など、海外でも話題となった楽曲。タイトル然り、ユーモラスな日本語未満の歌詞とメロディがクセになる。きゃりーの不思議な魅力が詰まっている。
04ちょうどいいの
キュートなヴォーカルとシュールな歌詞との相性は抜群!“ちょうどいいの”はなんなんだろう、と頭にハテナマークを浮かべながらするすると聴けてしまう、謎解きのような意味合いも持つカラフルでメロディアスなポップ・チューンだ。
05ピンポンがなんない
待ち人来ず、の歌。シチューを作りながら帰りの遅い彼氏を待つはいいが、まったく連絡がないのでどんどん淋しさが募っていく……。センチメンタルなメロディ・フレーズが折り重なっていくのと歌詞の切ない気持ちが高まっていくのがみごとにシンクロしている。
06jelly
自信がなく“すぐにダメだ”って思い込んでいたという歌詞を彩るのは、キャッチーだが少しシリアスなムードが漂うエレクトロ・サウンド。アゲアゲなだけじゃないきゃりーぱみゅぱみゅの魅力を教えてくれるポップ・チューン。