ミニ・レビュー
お登紀さんのヴォーカルは一段と腰がどっしりと据わってきている。7年ぶりのアルバムとなる本作では、玉置浩二や新良幸人、MONGOL800のキヨサク、ゴスペラーズらが参加しているが、どの曲もテーマは彼女の歌声が醸し出す母のような慈しみである。それも哀しくなる優しさというやつだ。
ガイドコメント
歌手活動46年目に突入し、ますます精力的に活動を続ける加藤登紀子の2011年9月発表のアルバム。東日本大震災の直後に作られ、YouTubeで話題となった「今どこにいますか」を含め、命や家族の絆の素晴らしさがあらためて感じられる作品となった。
収録曲
01今どこにいますか
02悲しみにバイバイ
03命結-ぬちゆい
04タユタウタ (with キヨサク (MONGOL800))
05蒼空
06アメイジング・グレイス (with Yae)
07悲しみの海の深さを
08ふるさと (with ゴスペラーズ)
09パーマ屋ゆんた
10君が生まれたあの日
11生きてりゃいいさ