ミニ・レビュー
ヤルヴィとパリ管の相性は非常に良さそうだ。最近の録音でここまでパリ管の美しさがきちっと捉えられたのも珍しい。独唱、合唱も好演で録音も最優秀。チェロ独奏との「エレジー」も入る奇抜さ、世界初録音の「バビロンの流れのほとりで」もあり、話題性も大。大推薦。
ガイドコメント
P.ヤルヴィが音楽監督に就任したパリo.との第2弾アルバムとなる、フォーレのレクイエム。カウンターテナーにジャルスキーを迎えた興味深い演奏だ。世界初録音となる「バビロンの流れのほとりに」も収録。
収録曲
フォーレ:
01レクィエムop.48
02ラシーヌの雅歌op.11
03エレジー ハ短調op.24 (チェロと管弦楽のための)
04パヴァーヌop.50 (管弦楽と混声合唱のための)
05バビロンの流れのほとりで (混声合唱と管弦楽のための)
演奏
パーヴォ・ヤルヴィ指揮 パリ管弦楽団 (1)フィリップ・ジャルスキー(C-T) マティアス・ゲルネ(BR) (1)(2)(4)(5)パリ管弦楽団合唱団 (3)エリック・ピカール(VC) (5)マリー・ヴィルジニア・サヴァスターノ(S) レティティア・シングルトン(A) マティアス・ヴィダル(T) ウーゴ・ラヴェク(BS)