ミニ・レビュー
鈴木大介はスペイン作品集を2枚同時にリリースしたが、当盤は19世紀的なロマンティシズムの香りを湛えた楽曲を収める。“西欧を風靡したロマン派の潮流が、この国の作曲家たちにいかなる影響と霊感を与えたか?”という観点で捉え直すのも一興だ。「詩的ワルツ集」は鈴木自身の編曲。
ガイドコメント
ギタリストの鈴木大介が10代のころから慣れ親しんできた、スペイン近現代音楽をまとめた2枚のアルバムのうちの一枚。本作ではスペイン固有の粋なロマン派作品を収録。鈴木の歌ごころが存分に発揮されている。
収録曲
01詩的ワルツ集 (グラナドス)
02性格的小品集op.92〜ピラール (アルベニス/ペリング編)
03レスブエスタ (リョベート)
04スケルツォ・ワルツ (リョベート)
05ロマンサ (リョベート)
06ラグリマ (タレガ)
07アルボラーダ (朝の歌) (タレガ)
08ロシータ (タレガ)
09マリア (タレガ)
10プレリュード第5番 (タレガ)
11アデリータ (タレガ)
12スウェーニョ (タレガ)
13パヴァーナ (タレガ)
14マリエータ (タレガ)
15ペピータ (タレガ)
16ゆりかご (タレガ)
17マズルカ (タレガ)
18マズルカ (リョベート)
19アラールの練習曲 (タレガ)