ガイドコメント
前作『ADVENTURE』に続く3rdアルバム。マツダ「デミオ」CMソング「Hello」、「ニッセン2012春」CMソング「君に逢いたかった」、フジテレビ系『めざにゅ〜』テーマ曲「ガムシャララ」ほか、話題曲満載の充実作。
収録曲
[Disc 1]
01Yeah!
3rdアルバム『風歌キャラバン』のオープニングを飾るEDMテイストのアップ・チューン。“Are you ready?”の煽りとカウントダウンから、くだらないことは忘れて朝まで盛り上がろう歌うライヴ向きのアレンジに心が弾む。
02君に逢いたかった
ニッセンのCMソングに起用された7thシングルは、春っぽい装いのミディアム・アップ。ナオトとともに川村結花が作詞に参加しており、運命的な出会いを果たした君へのまっすぐな想いを甘めのヴォーカルで伝えている。
03ガムシャララ
サーフっぽい雰囲気を醸し出す小気味よいアコースティック・ギターのオープニングから、ブラスを配したどこまでもポップなサウンドで突き進むアッパー・チューン。“ガムシャララ”に生きていくためのポジティヴなメッセージが背中を押してくれる。
04起志快晴
スキマスイッチの常田真太郎が作詞に参加、ナオトらしい当て字のタイトルが印象的なクラブ・レゲエ・テイストの激アッパー・ナンバー。つめこみ気味の歌詞を早口に歌う勢いのあるヴォーカル、コール&レスポンスでぶち上げる夏にピッタリなアレンジが熱い。
05Que sera sera
ミニー・リパートン「ラヴィン・ユー」を想起させるような、スウィートなギターのアルペジオが印象的なR&Bテイストのナンバー。早口でまくし立てるような歌唱との対比がおもしろい。ほぼ全編にわたって英詞で綴られた歌詞も新鮮だ。
06Let me…
スパニッシュなアレンジを軸に濃厚な世界を描き出したナンバー。歌詞はナオトの魅力のひとつであるセクシーなテイストが全開。ハイとローを巧みに使い分けたヴォーカルや吐息を忍び込ませるなど、細やかな仕掛けで色気を存分に披露している。
07トリステーザ
JAMOSAに提供(自身も参加)した楽曲のセルフ・カヴァー。スペイン語やポルトガル語で“悲しみ”を意味するタイトルのとおり、スパニッシュな雰囲気を隠し味にした切ないサウンドをバックに、悲しくも前向きな別れを歌い上げる。
08Message
ピアノとストリングスが絡むハートウォームなサウンドをバックに、エモーショナルな歌声を響かせたドラマティックなナンバー。“一度しかないこの人生 いつかじゃなくていま頑張れ”、ずしっと心に響くメッセージをイヤみなく伝える表現力はさすが。
09はなうたキャラバン
小山晃平の編曲で温かなサンバ・テイストに仕立て上げたポップ・ナンバー。アレンジもメロディもシンプルゆえに心地よく、ラストの“La la la la……”のリフレインとナオトのスキャットが織りなすピースな雰囲気は格別。
10Hello
マツダ「デミオ」CMソングに起用された6thシングル。優しく心に響くメロディとストリングスを効果的に用いたスケール感のあるサウンドとの相性は抜群だが、必要以上に感傷的にしないのがナオト流。大切な君へのメッセージを絶妙な温度で描き出す。
11こころことば
アコースティックで素朴なサウンドが魅力的な2分ちょっとの小品。支えてくれた仲間への感謝の言葉を並べるが、“ホントは思いつくまま名前を並べたいけど歌が短いんだ”と照れ隠しのようなユーモアをサラリと忍び込ませるセンスがニクい。
12愛してた
ピアノやストリングスで彩った感動的なサウンドとそれに負けぬ歌の魅力がたっぷりと詰まった、正統派のミディアム・バラード。“好き同士”なのに迎えることとなってしまった別れを悲しみつつ、しっかりと感謝の言葉で締める愛の深さが胸に響く。
[Disc 2]〈DVD〉〈MUSIC VIDEO〉
01Hello
02君に逢いたかった
03愛してた
04Brave
05今のキミを忘れない
06タカラモノ〜この声がなくなるまで〜