ミニ・レビュー
国民的グループへと成長したEXILEのヴォーカリストATSUSHIと、同じく国民的ピアニストとなった辻井伸行による豪華コラボレート・シングル。辻井の演奏にEXILE ATSUSHIが歌唱を載せるスタイルだが、両者ともに普段よりも普遍的な作風を披露。幅広いリスナーの耳に届くであろう作品。
ガイドコメント
EXILEのATSUSHIと日本を代表するピアニスト辻井伸行とによるコラボ・シングル。ATSUSHIが歌う「ふるさと」に感銘を受け、自身の曲へ歌詞をつけてほしいと辻井がオファーしたことから共演が実現。心に勇気と希望の光を灯す感動作となった。
収録曲
[Disc 1]
01それでも、生きてゆく
ピアニストの辻井伸行との共演による“日本の心”をテーマにしたシングル。絶望や無情が漂う前半から次第に灯りや希望が差し込むがごとくの展開は、心にあった棘がスッと抜けるように感情を揺らす。穏やかだが深みと重みのあるバラードに、しっかりと歌唱で応えている。
02ふるさと (EXILE ATSUSHI)
日本人の心の奥底にある心象風景を描いた唱歌。ここではEXILEなどで披露する褐色の声色はなく、ひとつひとつ昔を思い出すように歌を紡いでいく。郷愁を忍ばせるモノクロームなストリングス・アレンジが、興趣を生み出している。
[Disc 2]〈DVD〉〈Video Clip〉
01それでも、生きてゆく ()
02ふるさと