ガイドコメント
ロングセラー『Singles2000』に続く、2013年11月20日リリースのシングル・コレクション第4弾。TBS系ドラマ『南極大陸』主題歌「荒野より」をはじめ、「恩知らず」「愛だけを残せ」ほかドラマ主題歌やタイアップ曲を12曲収録。
収録曲
01恩知らず
親子、夫婦、さまざまな身近な関係性で起こりうる、相手の意図とは関係ない自分の都合で“期待してしまう”という行為がテーマ。ひたすら後悔し謝罪する歌詞としっとりとした歌唱がリフレインするフォーキーな楽曲だ。日本テレビ系ドラマ『東京全力少女』主題歌起用の43rdシングル。
02時代
中島みゆきを代表する名曲の2010〜2011年に行なわれたライヴ・ヴァージョン。報われない日々を過ごす人への応援歌で、ライヴでは89年以来21年ぶりに披露された。何度聴いても色あせることなく、大勢の観客の歓声や握手がよりいっそう感動を誘う。
03荒野より (remix)
フォーキーなメロディを乗せた、一言一言を強く発音する歌い方からは固い決意を感じる。恋人へのメッセージともとれるが親から子への思いともとれる、愛情たっぷりの歌。TBS系ドラマ『南極大陸』主題歌となった42枚目のシングル。
04バクです
人の夢を喰うとされる架空の動物をテーマにしたファンタジックなメロディが印象的。すべてを包み込むような優しいメロディで紡がれる、バクはすべての悪い夢を食べてくれるという歌詞とともに安心感で満たされるに違いない名曲だ。
05愛だけを残せ (remix)
ところどころがなるほどの力の入りようなヴォーカルが特徴の、タイトルどおりのメッセージ性の強いフォーキーなロック・ナンバー。抽象的な歌詞ながらもハッとさせられる瞬間がいくつもあり、強固な意思を感じさせる。映画『ゼロの焦点』主題歌となった41stシングルのリミックス。
06闘りゃんせ
粘っこいエモーショナルなヴォーカルで語りかけるような、演歌テイストのポップ・ソング。ぶっきらぼうな歌い方が、自暴自棄になりつつも希望を捨てていない様子をよりいっそう鮮明に物語っている。2008年、YOKO(久我陽子)提供曲のセルフ・カヴァー。
07一期一会
柔らかく優しいヴォーカルと流麗なメロディが心地よい。“笑顔を忘れないで”というシンプルなメッセージを、童謡のようなどこか懐かしい旋律に乗せたまっすぐな歌だ。MBS・TBS系『世界ウルルン滞在記“ルネサンス”』主題歌となった40thシングル。
08昔から雨が降ってくる
柔らかなヴォーカルが心地よい、大らかでゆったりとしたポップ・ソング。太古から続く自然への感謝と生きていることへの感謝の気持ちが湧いてくる。MBS・TBS系『世界ウルルン滞在記“ルネサンス”』エンディング・テーマ。
09帰れない者たちへ
ぶっきらぼうさと丁寧さが同居した、哀愁漂うヴォーカルが印象的。理由があってやりたいことを素直にできない状況にあるすべての者たちへ向けたメッセージ・ソングだ。テレビ朝日系ドラマ『松本清張 けものみち』主題歌起用を受け、39枚目としてシングル・カット。
10命のリレー ('04夜会ヴァージョン)
食物連鎖をテーマにした朗読からはじまるドラマティックな演出で描く、フジテレビ系ドラマ『女の一代記』主題歌楽曲の“'04夜会”ヴァージョン。日々生きる中でついつい忘れがちな、生きていることの奇跡に感謝したくなる内容となっている。
11銀の龍の背に乗って
童話のようなストーリー仕立ても話題となった、フジテレビ系ドラマ『Dr.コトー診療所』主題歌起用の38thシングル。マイナー調のメロディとシリアスな演出が緊張感を保つ、真摯なポップ・ソングだ。希望と勇気が湧くサビへの展開も魅力。
12恋文
岩崎宏美がのちにカヴァーしたことでも知られる、ウィスパー・ヴォイスとタンゴ調のマイナー・コードのサウンドが艶やかなナンバー。建前がつきものの大人の恋に破れた女性の切ない心情を歌ったラヴ・ソングとなっている。