ミニ・レビュー
ミュシャの絵をジャケットに使った旧シリーズを覚えている方も多いだろう。親しみの薄かったフランス音楽の魅力にたっぷりとひたれる好シリーズが復活。これは作曲者プーランク本人の演奏や、珍しいモダン・チェンバロの音色が聴ける貴重な録音。何よりプレートル&PCOがいい味わい。
ガイドコメント
協奏曲はプーランクと親友フェヴリエの共演という歴史的録音で、今日に至るまで決定盤としての評価を得ているもの。ランドフスカのために書いた「田園のコンセール」は、ド・ヴィールのチェンバロが粋。愉悦感にあふれる名演集だ。
収録曲
プーランク:
012台のピアノのための協奏曲ニ短調
02クラヴサンとオーケストラのために田園のコンセール
演奏
ジョルジュ・プレートル指揮 パリ音楽院管弦楽団 (1)フランシス・プーランク,ジャック・フェヴリエ(P) (2)エメ・ヴァン・ド・ヴィール(HC)