ミニ・レビュー
超腕利きソリストたちが、凌ぎすぎず寛ぎすぎず、ワザきらめかせつつ相即相入、互いに測りあって時に和し時にせめぎ時に遊ぶ。十八番のフランス近代のみならず、古典派ロマン派、知られざる曲も含め遍く音世界を亘り、フトコロ柔軟にして鋭敏ヴィヴィッドなセンスを存分に聴かせる凝縮の3枚組である。
ガイドコメント
パユやメイエらフランスの名だたる管楽器の名手が集ったレ・ヴァン・フランセの豪華3枚組。まずはフランスの作品集、次にモーツァルトとベートーヴェン、そしてフランス以外のロマン派作品を収録。絶対に聴き逃せない作品だ。
収録曲
[Disc 1]
01六重奏曲FP.100 (プーランク)
02六重奏曲ハ短調op.40 (ファランク)
03ピアノと木管五重奏のためのディヴェルティスマンop.6 (ルーセル)
04ピアノと管楽器のための五重奏曲ニ長調 (カプレ)
[Disc 2]
01ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調K.452 (モーツァルト)
02ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調op.16 (ベートーヴェン)
[Disc 3]
01ピアノと管楽五重奏のための六重奏曲変ロ長調op.6 (トゥイレ)
02ピアノと管楽器のための五重奏曲変ロ長調 (リムスキー=コルサコフ)
演奏
レ・ヴァン・フランセ(エマニュエル・パユ(FL) ポール・メイエ(CL) フランソワ・ルルー(OB) ジルベール・オダン (FG) ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(HR) エリック・ル・サージュ(P))