ミニ・レビュー
サロネンの名を鮮烈に印象付けたストラヴィンスキー・チクルスからの選集。速さやノリの感覚の新しさもさることながら、驚くべき耳のよさで書かれた音をきわめて精緻かつクリアに響かせることによって、響きそのものの持つエモーションが構えや身振りを介さず耳とカラダを突き抜ける、その音の姿が無二!★
ガイドコメント
サロネンのストラヴィンスキー・プロジェクトから3大バレエと新古典主義の傑作、声楽付きの「プルチネルラ」をCD2枚にまとめている。研ぎ澄まされたサロネンのリズム感が申し分なく発揮された、優れた演奏だ。
収録曲
ストラヴィンスキー:
[Disc 1]
01バレエ音楽「春の祭典」
02バレエ音楽「火の鳥」 (1910年版)
[Disc 2]
01バレエ音楽「ペトルーシュカ」 (1947年版)
02バレエ音楽「プルチネルラ」 (1965年改訂版)
演奏
エサ=ペッカ・サロネン指揮 [1] [2] (1)フィルハーモニア管弦楽団 [2] (2)ロンドン・シンフォニエッタ イヴォンヌ・ケニー(S) ジョン・エイラー(T) ジョン・トムリンソン(BS)
録音
[1] (1)89.10 (2)88.6 [2] (1)91.10 (2)90.4