ミニ・レビュー
戦前のSP盤に収録されていた“酒”に関する楽曲を収録した労作オムニバス。曲解説も丁寧で、アーカイブへの熱い想いが伝わってくる。“昭和14年頃からお酒に関する楽しい歌は殆ど作られなくなっている”と解説にあったが、太平洋戦争へと突入していく戦時下の統制体制の強化ゆえであったのだろう。★
収録曲
01スタインソング (二村定一)
02酒だ酒酒 (南五郎)
03君と乾杯 (久野和夫 (日置静))
04酒は涙よ溜息よ (黒田進 (楠木繁夫))
05オー・チェリオ (花房俊夫 (藤山一郎))
06酒に忘れて (君徳の唄) (富橋文雄 (東海林太郎))
07夢ではないか? (小林千代子・鉄仮面)
08酒場天国 (新城一郎 (一色皓一郎))
09サラリー・マンよ (徳山 )
10酒宴の唄 (伊藤敦子・奥田良三・日本ポリドール合唱団)
11呑んで愉快に (松平操 (楠木繁夫))
12船長さん (徳山 ・日本ビクターシスターズ)
13酒の唄 (松山芳野里)
14ビールで乾杯 (結城浩 (楠木繁夫)・タイヘイ少女合唱団)
15注いだ酒なら (東海林太郎)
16ころがせころがせビール樽 (徳山 ・オリオンコール)
17酒がのみたい (バートン・クレーン)
18バッカスの唄 (二村定一)
19酒呑みの唄 (ポリドール・ラッキー・ボーイズ)
20酔へば大将 (古川緑波)
21酒くめど (松平晃)
22ビア樽ポルカ (藤山一郎)