ミニ・レビュー
TV露出もめっきり増えた彼ら。デビュー1周年作となる今回は、お約束のEDMで幕開けするも、曲が進むにつれ、特色でもある“関西性”が前面に。「Mambo de WEST!」は総勢7名のメンバーがにぎにぎしく盛り上がるステージが目に浮かぶラテン〜カリビアン調。突出した個性はまだないけど、集団戦の楽しさは満点。
ガイドコメント
2015年4月22日リリースのジャニーズWESTデビュー1周年記念アルバム。5月の横浜公演を皮切りとするコンサートツアーと連動した作品で、全曲新曲で構成され、メンバーも選曲に参加。まさに“パーティ・ピープル”として盛り上がれる一枚だ。
収録曲
01パリピポアンセム
“アゲアゲ”“最高潮”“エンジン全開”などタイトルどおりのアッパーな言葉をちりばめた、パリピポ=パーティ・ピープルのためのにぎやかなパーティ・チューン。本人出演のテレビ東京系バラエティ『リトルトーキョーライブ』エンディング・テーマ。
02Toxic Love
日本語で“恋愛中毒”を意味するタイトルの、セクシーな匂いを湛えたダンサブルなナンバー。中間のラップ・パート含め、大人の色香漂う歌い方は危険な薫りを漂わせている。独占欲に苦しめられる男の気持ちを綴った、濃厚なラヴ・ソングだ。
03キミコイ
グループ・サウンズや昭和歌謡を彷彿とさせる、ついつい口ずさみたくなるどこか懐かしい旋律に魅せられるマイナー・コードのアップ・チューン。ホーンやピアノなど、ダイナミックなビッグバンドの演奏が気分を高揚させる。
04SCARS
激しく熱い言葉をちりばめた、情熱的でロマンティックなバラード。“君”への強い気持ちを思いつめたように綴った歌詞はともすれば歯が浮くような言葉ばかりだが、きらびやかなメロディがそれを自然にみせる。大人っぽく背伸びしたセクシーな歌声がキュート。
05アカンLOVE〜純情愛やで〜
思わずパラパラを踊りたくなるハイテンションなトランス調のイントロにノックアウト必至の、関西弁の歌詞がユーモラスなBPM高めのダンス・チューン。7人の息の合ったヴォーカルはとびっきりフレッシュ!
06Mambo de WEST!
コンガやボンゴなどを使ったトロピカルなサウンドが楽しい、マンボ/レゲエ調のとびっきりにぎやかな楽曲。アッパーなホーンの音色や大勢のコーラス&掛け声&台詞がいっそう楽曲を盛り上げる。イイ感じに力の抜けた歌詞も親しみが持てる。
07PARTY MANIACS
CHOKKAKU編曲による、ヴォコーダーを多用したEDM調の緊張感あふれるアッパー・チューン。ひたすらタイトルを連呼するフレーズがいつのまにか心地よくなる、へヴィローテーション必至のクセになる楽曲だ。