ミニ・レビュー
東京交響楽団のコンマスからソロコンサート、さらにテレビ出演と、多忙を極める売れっ子ヴァイオリニストのデビュー40周年記念アルバム。ボンボンにキャンディ、チョコレート、金平糖と、お菓子をテーマにした旋律が次々と飛び出してくる。午後のお茶の時間……BGMで映画『ショコラ』の音楽を聴く。これは愉しい。
ガイドコメント
国内外での演奏活動のみならず、メディアでも引っ張りだこの大谷康子。楽器は今回が初録音となる1709年製のストラディヴァリウス「エングルマン」。大好きな“お菓子”をテーマにした名曲の数々を、優雅で甘美なヴァイオリンの音色でご堪能ください。
収録曲
01ワルツ「ウィーンのボンボン」 (J.シュトラウス2世/大政直人編)
02クラリネット・キャンディ (L.アンダーソン)
03映画「ショコラ」〜メイン・テーマ/開店準備/パーティ・プリパレーション/パッセージ・オブ・タイム (レイチェル・ポートマン/中村暢之編)
04マイナー・スイング (ジャンゴ・ラインハルト、ステファン・グラッペリ/中村暢之編)
05「お菓子の世界」〜バウムクーヘン/ショートケーキ/ホットケーキ/柿の種/間奏曲-どうしてふとるのかしら (湯山昭)
06組曲「くるみ割り人形」〜金平糖の踊り (チャイコフスキー)
07バレエ組曲「ホイップクリーム」〜トロイメライ/砂糖、コーヒーとカカオの輪舞/騒乱のポルカ/プラリネ姫の一行の入場〜プラリネ姫のワルツ/ホイップ・クリームのワルツ/終曲のワルツ (R.シュトラウス/中村暢之編)