ミニ・レビュー
意外に多くの大規模声楽曲を録音したオーマンディ。彼にとっていずれも唯一の録音となる3曲を収録。「テ・デウム」は、これが世界初CD化。ソリスト陣の豪華さも聴きもの。録音の多くない「オリーヴ〜」も貴重。オーマンディならではの華麗でわかりやすい演奏はここでも健在。
ガイドコメント
オーマンディが振った宗教曲を3曲収録している。3曲ともオーマンディ唯一の録音だ。宗教曲とはいえフィラデルフィア・サウンドは相変わらずで、当時の一流の歌手陣を揃えた聴き応え十分な演奏を展開している。
収録曲
ベートーヴェン:
[Disc 1]
01ミサ・ソレムニス ニ長調op.123
[Disc 2]
01オラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」op.85
ブルックナー:
02テ・デウム ハ長調WAB45
演奏
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 [1] (1)マルティナ・アーロヨ(S) モーリン・フォレスター(コントラルト) リチャード・ルイス(T) チェーザレ・シエピ(BS-BR) シンギング・シティ合唱団 ノーマン・キャロル(VN) [2] テンプル大学合唱団 (1)ジュディス・ラスキン(S) リチャード・ルイス(T) ハーバート・ビーティ(BS) (2)マリア・シュターダー(S) ヘレン・ヴァンニ(MS) スタンリー・コーク(T) ドナルド・グラム(BS)
録音
[1] 67.3 [2] (1)63.4 (2)66.4