ミニ・レビュー
鈴木香音卒業となる61枚目のシングル。赤い公園の津野米咲作「泡沫〜」はハロプロマナーを研究しつくした“赤羽橋ファンク”の名曲。つんく♂作の「Tokyo〜」は変としかいいようのない構成と辛気臭いところがたまらない。「The Vision」に込められた思いも熱い。これは娘。にとってターニングポイント。★
ガイドコメント
通算61枚目のシングルで、モーニング娘。'16名義の12人体制として第1弾シングルはトリプルA面。2016年2月に卒業を発表した“ズッキ”こと鈴木花音の卒業シングルでもある。
収録曲
01泡沫 (うたかた)サタデーナイト!
12人体制、“'16”の第1弾となる61枚目のシングルは、津野米咲(赤い公園)が作詞曲を、編曲を鈴木俊介が手がけたファンキーでアッパーなディスコ・チューン。鈴木香音による“メタっぽい”セリフを配しながら、皮肉を交えながら弾けるメッセージが心強い。
02The Vision
つんく♂の作詞作曲によるミディアム・アップのナンバー。ピアノを配したエレガントな導入から、力強いリズムを経てダンサブルなテイストへと突入。美しいメロディに乗せて、卒業を控える鈴木香音の心境ともリンクする未来への“Vision”を歌う。
03Tokyoという片隅
ゴシック風なエレクトロ・サウンドに、ハードなギター・サウンドを乗せたアッパーなロック・チューン。“Tokyo”という街を象徴的に使いながら、正直に生きていくことの難しさを綴ったつんく♂の歌詞を、まっすぐに力強く歌い上げる。
04泡沫 (うたかた)サタデーナイト! (Instrumental)
05The Vision (Instrumental)
06Tokyoという片隅 (Instrumental)