ミニ・レビュー
近・現代の作品では、ルネサンスとも言うべき打楽器の活躍が顕著だ。その端緒となったのがヴァレーズで、それを引き継いだのがジョリヴェの作品だとか。その是非はともかく、こうした作品を集中的に聴ける盤は貴重だ。それにしても打楽器には何と肉体的で呪術的な魅力があることよ。
収録曲
ジョリヴェ:
01トランペットと打楽器のための「エプタード」
02フルートと打楽器のための演奏会用「組曲」
03打楽器のための協奏曲 (ピアノ伴奏版)
046人の打楽器奏者のための「セレモニアル」〜ヴァレーズへのオマージュ〜
ヴァレーズ:
0513人の打楽器奏者のための「イオニザシオン」
演奏
上野信一((1)(3)PERC,(2)(4)(5)指揮) (3)石井佑輔(P) (2)(4)(5)上野信一&フォニックス・レフレクション (1)アンドレ・アンリ(TP) (2)木ノ脇道元(FL) (2)(4)(5)新野将之,(2)(5)大久保貴之,(2)(4)荻原松美,(2)(4)(5)悪原至,(4)(5)小俣由美子,安東友樹子,曲淵俊介,(5)戸口あゆみ,倉田陸,北原将高,杉谷比奈子,戸口あおい,亀尾洸一,渡邉まや(PERC)
録音
(1)2016.4,6 (2)(4)(5)2016.2 (3)2013.8