ミニ・レビュー
吉田正美とのフォーク・デュオ“グレープ”を解散して76年に発表したソロ第1弾。フォーク歌謡といわれた情感を優しさを湛えたヴォーカルで聴かせた「線香花火」のシーン描写は哀しい。青春挽歌として聴こえてくる「指定券」での別れのシーンなど、彼の歌はいつも映像的な詩情だったと確認させるアルバム。
ガイドコメント
1976年11月にソロ第1作目として発表したアルバムで、グレープ時代のさだと今日のさだとを結ぶ接点といえる曲ばかり。「線香花火」そして「異邦人」へと聴き進むと、ついつい涙をホロリと流してしまいそうになるのでは。