ミニ・レビュー
“日本の歌を集めて”シリーズの第3弾は“夜曲”。信時 潔の「沙羅」から4曲、團 伊玖摩の「五つの断章」から2曲など、忘れてはならない古き良き日本の感性や抒情を大切に掬い上げるプログラミングである。しっとりと柔らかい声質と繊細な表現を駆使した歌唱が連なる、心に染みるアルバムである。
収録曲
01歌曲集「沙羅」〜丹澤/北秋の/行々子/占うと (信時潔)
02嘆き (山田耕筰)
03待宵草 (山田耕筰)
04夜曲 (山田耕筰)
05異国 (山田耕筰)
06歌曲集「五つの断章」〜舟唄-片戀-/朝明 (團伊玖磨)
07鳩笛の歌 (中田喜直)
08木兎 (中田喜直)
09秋の野 (石渡日出夫)
10薊の花 (橋本國彦)
11牡丹 (橋本國彦)
12なやましき晩夏の日に (橋本國彦)
13花林 (畑中良輔)
14秘唱 (平井康三郎)
15平城山 (平井康三郎)
16甲斐の峡 (平井康三郎)
17九十九里浜 (平井康三郎)