ミニ・レビュー
グロテスクと繊細、コミカルとシニカルが同居する幻想的なニュアンスが強烈に浮かんでくる「子供と魔法」だ。核となる子供役のブリオをはじめ、何役もこなすシュトッツマンやドゥヴィエルらの超絶さは圧巻。ミッコ・フランクの棒もメリハリの効いた表現で肉薄。いま聴ける最上級の演奏として推せる。★
収録曲
ラヴェル:
[Disc 1]
01歌劇「子供と魔法」●ドビュッシー:
[Disc 2]
01カンタータ「放蕩息子」
02交響曲ロ短調〜フィナーレ (オーケストレーション-コリン・マシューズ)
演奏
ミッコ・フランク指揮 フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 [1] サビーヌ・ドゥヴィエル,ジョディ・ドゥヴォー(S) クロエ・ブリオ,ジュリー・パスチュロー(MS) ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト) フランソワ・ピオリーノ(T) ジャン=フランソワ・ラポワント(BR) ニコラ・クルジャル(BS) フランス放送合唱団団員 [2] (1)カリーナ・ゴヴァン(S) ロベルト・アラーニャ(T) ジャン=フランソワ・ラポワント(BR)
録音
[1] [2] (1)2016.4 [2] (2)2016.2