ミニ・レビュー
ファドから始まり地中海、大西洋岸にまで広がりを見せる松田美緒の一枚。各地の音楽のなかにはおおらかで陽気なものもあれば、望郷を歌ったサウダージ的な歌もある。が、やはりファドから始まった音楽の旅の原点でもある、どこか哀しみを纏ったような歌表現が似合うような気がする。「気まぐれ」などは秀逸だ。★
ガイドコメント
“歌う旅人”としてグローバルな活動を続ける松田美緒のアルバム。自身の音楽的ルーツであるクレオールの意味を進化させ、地中海や大西洋、ヨーロッパに伝わる歌を、古代と現代を歌でリンクさせた意欲作だ。ギリシャ、ポルトガル録音作品。