ミニ・レビュー
ドゥ・メストレがスペインの民族色の濃い小品を録音。確かにハープとギターは弦をはじくという点で共通するが、ハープの方が鮮やかで華やかな音楽になる。「アルハンブラ宮殿の思い出」は洗練された味わい。フラメンコ・ダンサーでカスタネットの名手ルセロ・テナが彩りを添える。
ガイドコメント
メストレのアンコール・ピースを中心に収録。オリジナル、編曲とも、意欲的なプログラミングで制作してきたアルバムから力を抜いて、ハープの優雅さと楽しさを存分に味わえるアルバムとなった。
収録曲
01スペイン舞曲集〜第5番「アンダルーサ」 (グラナドス)
02スペイン組曲第1集op.47〜第5番「アストゥリアス」 (アルベニス)
0312の性格的な小品集op.92〜第12番「朱色の塔」 (アルベニス)
04スペイン組曲第1集op.47〜第1番「グラナダ」 (アルベニス)
05スペイン組曲第2集op.97〜第1番「サラゴーサ」 (アルベニス)
06マヨルカ (舟歌)op.202 (アルベニス)
07ソナタ ニ短調 (ソレール)
08スペインの印象〜第2曲 スペインのセレナーデ (マラツ)
09古いソルツィーコ (グリーディ)
10ソナタ ニ長調 (M.P.de アルベニス)
11「モーロ城の伝説」 (ロペス・チャバーリ)
12歌劇「はかなき人生」〜スペイン舞曲第1番 (ファリャ)
13アルハンブラ宮殿の思い出 (タレガ)
14サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚」〜第4番 間奏曲 (ヒメネス)
演奏
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(HP) (1)(3)(7)(9)(10)(12)(14)ルセロ・テナ(カスタネット)