ミニ・レビュー
カラヤンならではの濃醇なる演出があますところなく施されたドヴォルザーク。楽器の音色のあざといまでにそそる配合、ぽつんと響きが残るときの切なさ際立つタメ、さりげなくポルタメントを利かせた節回し、ここぞのリズムの立たせ方などなど。わかっちゃいてもニヤリとハマるすなわち至芸。8番がとりわけの域。
ガイドコメント
カラヤン晩年の、BPOからVPOに比重が移ってきた時期の録音で、VPOの美質を引き出した演奏となっている。複数回録音している2曲だけに、円熟の極みといったカラヤン入魂の演奏を展開している。
演奏
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団