ミニ・レビュー
発達障害のピアニスト、野田あすかの浜離宮朝日ホール・ライヴ。パニックで自宅2階から飛び降り、右足を粉砕骨折して、ペダルは左足でしか踏めないなどの挿話が語られる。何はともあれ、音を聴いていただきたい。心をこめて弾く音楽が、いかに聴き手の心を揺さぶることか。自作の4曲がまた泣ける。
ガイドコメント
宮崎県在住、22歳のときに発達障害と診断されたピアニスト、野田あすかのアルバム。2017年に東京・浜離宮朝日ホールで開催された〈野田あすか ピアノ・リサイタル〜ありのままで〜〉をライヴ収録したもので、オリジナル曲も多く収録されている。
収録曲
[Disc 1]
01ノクターン第1番変ロ短調op.9-1 (ショパン)
02アラベスク第1番 (ドビュッシー)
033つの小品 (プーランク)
04なつかしさ (野田あすか)
05ココロのふるさと (野田あすか)
06あしたに向かって (野田あすか)
07パガニーニの主題による狂詩曲〜第18変奏 アンダンテ・カンタービレ (ラフマニノフ)
08哀しみの向こう (野田あすか)
[Disc 2]〈DVD〉
01なつかしさ (野田あすか)
02あしたに向かって (野田あすか)
03哀しみの向こう (野田あすか)