ミニ・レビュー
原作の小説は、1曲の例外を除いて具体的な曲名に触れていない。それを逆手にとって、イメージ・アルバム的に選曲したコンピレーション。9曲中5曲は映画の場面を彩った楽曲だが、「きらきら星」と「パヴァーヌ」は別音源。ショパンの練習曲「蝶々」に、なるほど技あり、と思った。
ガイドコメント
宮下奈都の小説『羊と鋼の森』が原作の同名映画に使用された楽曲を中心に選曲したイメージ・アルバム。ショパンやベートーヴェンなどの有名曲が、辻井伸行をはじめとする一流ピアニストによる名演奏で収録されている。
収録曲
01水の戯れ (ラヴェル)
02きらきら星変奏曲 (モーツァルト)
03月の光 (ドビュッシー)
04練習曲集op.25〜第9番 蝶々 (ショパン)
05亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル)
06小犬のワルツ (ショパン)
07ピアノ・ソナタ第14番「月光」〜第1楽章 (ベートーヴェン)
08ピアノ・ソナタ第23番「熱情」〜第1楽章 (ベートーヴェン)
09ピアノ・ソナタ第3番〜第4楽章 (ショパン)
演奏
(1)(3)(7)(9)辻井伸行,(2)菊池洋子,(4)江崎昌子,(5)外山啓介,(6)山本貴志,(8)及川浩治(P)