ミニ・レビュー
吉川具仁子は年齢を感じさせない力強い声で聴く者を包み込み、深い感動へと誘う。近代歌曲集第2弾は、プッチーニの「幸いあれ聖母」で淑やかに始まり、次第に熱気を帯びる。ザンドナーイでの踏み込んだ情景描写や、ロッカのソネットでの激しい感情表現が胸を打つ。
収録曲
01幸いあれ、聖母 (プッチーニ)
02大地と海 (プッチーニ)
03小さな愛の物語 (プッチーニ)
04アヴェ・マリア (マスカーニ)
05月 (マスカーニ)
06セレナータ (マスカーニ)
073つの1300年代の歌〜美しいひとよ、私の心の光よ (カゼッラ)
08ノスタルジー (チマーラ)
09ストルネッロ (チマーラ)
10牧人たち (ピッツェッティ)
11聖ウリーヴァの聖史劇〜ウリーヴァの子守唄 (ピッツェッティ)
12最後のバラ (ザンドナーイ)
13神秘 (ザンドナーイ)
14ラ・セレナータ (ザンドナーイ)
15ああ、私のため息よ、あの人のところに届いておくれ (ヴォルフ=フェラーリ)
16「4つのリスペット」op.11〜緑の草原 (ヴォルフ=フェラーリ)
17「4つのリスペット」op.11〜たくさんの挨拶 (ヴォルフ=フェラーリ)
18「4つのリスペット」op.11〜あなたを捨てるなんて (ヴォルフ=フェラーリ)
19「聖フランチェスコのソネット」〜1.告白/2.聖フランチェスコの召命 (ロッカ)