収録曲
01ボディ・フィールズ・イグジット
初めて小室哲哉によって手掛けられ、安室奈美恵がスターダムに駆け上がるきっかけとなったダンス・ナンバー。ストレートな歌唱と細かく刻まれるスネアの音で、飛び出していくような高揚感のあるイントロのサビ部分が特徴的。
02トライ・ミー〜私を信じて
激しいユーロビートで、じわじわと売り上げを伸ばした初期のスマッシュ・ヒット・チューン。失恋してしまった男性に、“私を信じて”と励ましながら愛情表現する歌詞が新鮮で、とことんポジティヴな若さあふれる一曲。
03チェイス・ザ・チャンス
ユーロビートを機軸としたハイ・テンション・ダンス・ポップ・チューン。波の狭間に見え隠れする渋みあるギター・リフと、ラップ調のヴォーカル・ワークが、曲に強いコシを与え、軽薄さを消し去っている。
04太陽のシーズン
エコーのかかったヴォーカルと、前へ前へ急ぐメロディが、真夏の海沿いをオープンカーで飛ばしているような季節感と疾走感を感じさせる一曲。3分強でスカッと駆け抜け、フェイド・アウトするアウトロが余韻を残す。
05ユーアー・マイ・サンシャイン
何と言っても、イントロからの開放感あふれる伸びやかなフレーズが、タイム・ワープのようにうねりを持ちながらハイパー・ダンス・チューンに転調する、アレンジの変幻自在ぶりが圧巻。ヴォーカルも爽快でイイ。
06ハウ・トゥ・ビー・ア・ガール
灼熱の太陽が似合うような、明るくタイトなダンス・ナンバー。“思い出って言葉キライ”“すきなのは あなたのくちびる”という小悪魔的なフレーズが、艶のあるヴォーカルにマッチ。ラストの“ていうことは……XXXXXXX”のインパクトが強烈!
07スウィート 19 ブルース
タイトルどおり、当時19歳の彼女の心境を歌ったミディアム・バラード。飾り気ないヴォーカルを引き立たせる小室哲哉のアクのないシンプルなアレンジが秀逸。彼女と小室哲哉のスクラムの強固さを感じ取れる一曲。
08ドリーミング・アイ・ワズ・ドリーミング
09ストップ・ザ・ミュージック
キラキラしたシンセサイザーによるアレンジと散りばめられた英語詞、切なさが漂うメロディは、どことなく80年代のダンス・ポップスを思わせる。安室のキレのある歌が、途切れがちになりそうなサビを力強く引っ張っている。
10ア・ウォーク・イン・ザ・パーク
暖かい陽射しに包まれるようなサビが爽快なデジタル・ロック調ナンバー。サンライズを思わせるギター・リフと高揚感あるシンセが融合していく長めのイントロが、曲にハクをつけている。小室哲哉がコーラスで参加。
11ドント・ワナ・クライ
ゴスペル調の女性コーラスに、勢いのある伸びやかなヴォーカルが印象的なファンキーなナンバー。青空に響きわたるような晴れやかさとポジティヴさが漲っている。日本レコード大賞最年少記録受賞曲。
12キャン・ユー・セレブレイト?
ゴスペル調のコーラス、美しいストリングス、情感あるピアノ・サウンドに、紡いでいくようなヴォーカルが光るバラード。今やウェディング・ソングとしても絶大な人気を誇る安室クラシックともいえる代表曲。