THE MAD CAPSULE MARKETS / 1990-1996 [デジパック仕様]

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THE MAD CAPSULE MARKETS / 1990-1996 [デジパック仕様]
CD
ミニ・レビュー
90〜96年までの人力デジタル・パンク時代の作品から選曲された初期ベスト。無難な選曲だが、時系列に並んだ楽曲が彼らの進化の過程を分かりやすく伝えてくれる。新たに施されたミックスで音質・音圧ともに向上しており、曲によっては新曲のような風情に。
ガイドコメント
14年に及ぶキャリアを総括した、THE MAD CAPSULE MARKETSのベスト・アルバム。インビテーション在籍時の6枚のアルバムから選曲。数曲がリメイクされているのに注目。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    7位 (2004/11/29)  ⇒  23位 (12/6)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    9位 (2004/11/29)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    8位 (2004/11/29)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    9位 (2004/11/29)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    8位 (2004/11/29)
  • TOWER RECORDS ジャパニーズ ロック&ポップス アルバム
    5位 (2004/11/29)  ⇒  14位 (12/6)  ⇒  17位 (12/13)
収録曲
01三秒間の
インディ時代の楽曲で、縦ノリのサウンド、ユニークな日本語詞からスターリン界隈の和製パンクからの多大な影響がうかがえる。デジタル色は皆無なので、初めて聴いた人はとてもマッドとは信じられないだろう。
02あやつり人形
スピード感のあるポップなナンバーで、重さより縦ノリの軽快さが際立っている。アイロニーたっぷりの日本語詞も含め、あまりにベタでストレートなパンクは、“マッド=デジタル”のスタイルとはかけ離れている。
03ラ・ラ・ラ (僕がウソつきになった日)
ジャパニーズ・パンク、ニューウェイヴの流れを汲む小気味いいリズムに、反骨精神爆発の日本語詞をのせたスピーディなナンバー。サビはきわめてキャッチーで、抜群のポップ・センスを証明している。
04ギチ
意味不明な言葉が連射されるファストなナンバー。まともな歌詞はほとんどないが、記念すべきメジャー・デビュー・シングルだ。この頃から、マッドは何かほかとは違う面白いことをやってくれる存在であったことを物語る1曲。
05MAD中毒
初期衝動の塊のような超ファストで荒々しいサウンドの上に、腐った社会への憎悪むき出しの歌詞をぶちまけた純度100%のストレート・パンク。ストップ・アンド・ゴーを繰り返す、息をつかせぬ展開が面白い。
06ハリネズミと××
中指を立ててツバでも吐きたくなるほど挑発的で痛々しい歌詞をあじる、人をくったような毒舌ヴォーカルが不敵な存在感を放つナンバー。後半に加速していく前のめりなビートに、血が騒ぐこと間違いなし。
07カラクリの底
社会に対する不満といら立ちを爆発させ、やけくそ気味に暴走する荒くれハードコア・パンク。過激さがありつつも、サビはキャッチーでメロディック。なおかつノリもよいので、スムーズに聴けるはずだ。
08JESUS IS DEAD.
チープながらもリズム・マシーンなどを導入し、徐々にエレクトリックな方向へ進んでいるのがよくわかる。オリジナルより実験的なアレンジを施したリメイク・ヴァージョンだが、こちらの方がクールでかっこいいかも。
09マスメディア
ツタツタと走るパンキッシュなビートの中に、アクセント的にループやサンプリングが取り入れられた、デジタル・ロックへの移行真っただ中の楽曲。歌詞はまだ全部日本語で、パンク・スピリッツにあふれている。
10権力の犬
ソリッドなビートとやたらポップなメロにのせて辛辣な歌詞を歌うスタイル、コーラスの重ね具合がBOφWYを彷彿とさせるが、中盤の熱いシャウトと炸裂する高速ドラムは彼らのルーツ=ハードコアそのもの。
11MIX-ISM
なんでもごされの雑多な音楽性を詰め込んだインスト・ナンバー。サウンド的にはタイトルどおりのミクスチャーであるが、当時のシーンにあふれていたバンドたちとは一線を画す個性とセンスを放っている。
12S・S・MUSIC
荒々しいパンクの中に、サンプリング使いも鮮やかなインダストリアル的アプローチを持ち込んだラウドでノイジーなナンバー。無機質ながら生々しいダイナミズムを感じさせる音のタッチは、ミニストリーに近い。
13プロレタリア
ヘヴィなディストーション・ギターに、現在に通じるユニークなデジタル音とニューウェイヴの香りをまとったアップ・テンポなナンバー。何度も連呼されるタイトルが、一度聴いたら耳から離れない。
14BE SILENT FUCKIN' SYSTEM
2ビートでぶっ飛ばす高速ハードコア・パンクかと思いきや、テンポ・チェンジもあり。またラップやインダストリアル的な要素も盛り込まれており、構成・サウンドともに聴き手を飽きさせない。
15HI-SIDE (HIGH-INDIVIDUAL-SIDE)
ハードコア直系の肉感的なヴァイブスと腰にくる極太の重いグルーヴでじわじわと攻めたてる、ライヴで威力を発揮する名曲。頭をからっぽにして踊りまくれば、イヤなことも全部吹き飛んでしまいそうだ。
16LIMIT
ドラムのユニークなリズムとシンガロング必至のサビが印象的で、彼らの音楽的な引き出しの多さが分かるナンバー。サウンドがソリッドになり説得力を増した歌唱法には、現在のデジタル・スタイルの片鱗が見える。
17パラサイト (寄生虫)
ソリッドなサウンドにインダストリアル的な音処理を大胆に導入したナンバー。新しいサウンドを貪欲に求める冒険心を感じさせつつも実験的になりすぎず、ポップな感触を残したアレンジがお見事。
18公園へあと少し
ワルツ調の三拍子を用いたメロウなサウンドと優しい歌声が余韻を残す、バラードではないがしっとりした雰囲気の、彼らにはめずらしい歌ものナンバー。これまでのバンドのイメージをいい意味で覆し、懐の深さをみせつけている。
19P-A-R-K
シンプルなビート・パンクにサンプリングをトッピングした爽快な1曲だ。本当に正しいものは何かと自問するような歌詞は、ある種哲学的で、その熱いメッセージに共感したキッズは数しれず。
20POSSESS IN LOOP
タイトでラウドなハードコア色の強いデジタル・サウンドは、刺激を求めていたヘヴィ・ロック・ファンにも響き、ファン層を一気に拡大した。ライヴでは大揺れのモッシュを呼ぶ、中期の代表曲。
21CRACK
海外進出を果たし、本格的にワールドワイドな活動を目論んで全英語詞に挑戦し始めた頃の代表曲。デジタル色を増したサウンドも攻めの一手で、上昇気流に乗ったバンドの勢いが感じられる。
22神KAMI-UTA歌
シングル・ヒットし、彼らの人気を確固たるものとした名曲。キレまくったラップと壮大なサウンドが描く世界観は、感動的でさえある。拳を振り上げ歌わずにいられないジャパニーズ・グレイト・アンセムだ。
23ノーマルライフ
内なる葛藤を吐き出すシャウト、歌うようなベース・ライン、エモーショナルなギターが壮大な展開の中で感情の揺れを綴っていく。そこかしこからにじみ出る切なさや哀愁が心に染みる佳曲。
24消毒 S・H・O・D・O・K・U
タフな歌声、ノイジーなギター、歪んだベース、加速するドラムが過激に暴走するシンガロング・スタイルのエネルギッシュなハードコア・チューン。独特な言語感覚が発揮されたクレイジーな歌詞も魅力的だ。
仕様
初回のみデジパック仕様
アーティスト
  • ザ・マッド・カプセル・マーケッツ
    1990年結成。同年、インディーズ・デビュー。91年、シングル「ギチ」「あやつり人形」「カラクリの底」と、ビデオ『ギチ/あやつり人形/カラクリの底』でメジャー・デビュー。作品を追うごとにミクスチャー、デジタル・コアの色合いを強め、「デジドッ……
  • 同時発売作品
    THE MAD CAPSULE MARKETS / 1997-2004 [デジパック仕様]
    VICL-61522   3,190円(税込)   2004/12/01 発売
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    全活動を総括するベスト盤2種の後編。ヘヴィ・ロック〜ハードコアに同期もののデジタル・ビートを組み合わせた、独自のケイオティックでメタリックなサウンドが確立されている。全曲にニュー・ミックスが施され、よ……
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https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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