ミニ・レビュー
2011年グラミー賞ノミネーションから厳選された19曲を収録。B.o.B、ケイティ・ペリーなど、2010年を代表するヒット曲がずらり。こうしてみると、ブルーノ・マーズが手掛けたシーローで始まり、ドラマ『glee/グリー 踊る♪合唱部!?』テーマでシメというのが2010年のアメリカだったわけ。
ガイドコメント
世界最高峰の音楽賞『グラミー』にノミネートされたヒット曲ばかりを収録した、毎年恒例の豪華コンピレーション・シリーズの2011年盤。2010年のメイン・ストリームの洋楽スーパー・ヒット曲がこの一枚で分かる。
収録曲
01FORGET YOU
ナールズ・バークレイでも活躍する歌もラップもこなす多才な“天然ソウル・マシーン”シーロー・グリーン。アルバム『ザ・レディ・キラー』収録のグルーヴィなヒットで、本曲はシングル「ファ★ク・ユー」のクリーン版。第53回グラミー賞最優秀楽曲ほかにノミネート。
02NOTHIN' ON YOU
ヒップホップ“ネクスト・スクール”の代表格、B.o.Bがブルーノ・マーズをフィーチャーして放ったヒット曲。第53回グラミー賞最優秀レコード、最優秀ラップ・アルバム部門にノミネートを果たした1stアルバム『アドベンチャーズ・オブ・ボビー・レイ』に収録。
03CALIFORNIA GURLS
ポップな歌、キュートなキャラ、抜群のファッション・センスで世界でブレイクを果たしたケイティ・ペリーの大ヒット曲の、スヌープ・ドッグをフィーチャーしたヴァージョン。第53回年グラミー賞最優秀アルバムほか4部門ノミネート。
04TELEPHONE
日本でも大旋風を巻き起こしたレディー・ガガがビヨンセをフィーチャーした大ヒットで、緊張感あふれるダンス・チューン。本作収録の『ザ・モンスター』で第53回グラミー賞最優秀アルバム部門受賞。女子刑務所を舞台にランジェリー姿で踊るPVも話題に。
05LOVE THE WAY YOU LIE
約9,000万枚のワールド・アルバム・セールスを誇るヒップホップ・アイコン、エミネムの7thアルバム『リカヴァリー』収録曲。リアーナをフィーチャーした哀愁漂うシングルで、アルバムは第53回グラミー賞最優秀ラップ・アルバム賞を受賞。
06NEED YOU NOW
王道アメリカン・ポップスの新星と呼ばれる男女ユニット、レディ・アンテベラム。ノスタルジックな雰囲気のラヴ・ソングとWヴォーカルの魅力で人気の彼らによる“2010年最大のラヴ・ソング”と評判の大ヒット。第53回グラミー賞最優秀レコード&楽曲賞ほか受賞。
07READY TO START
カナダはモントリオールを拠点に活動する7人組ロック・バンド、アーケイド・ファイアの第53回グラミー賞最優秀アルバム賞受賞作『ザ・サバーブス』収録の大ヒット・ナンバー。メランコリーをたたえた壮大なバンド・サウンドに心酔すること必至だ。
08WHATAYA WANT FROM ME
アメリカの人気番組『アメリカン・アイドル』が生んだ天才歌手、アダム・ランバート。全米3位を獲得したアルバムからのヒット曲で、艶やかなヴォーカルが魅力だ。第53回グラミー賞最優秀ソロ・ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス(男性)部門にノミネート。
09HALF OF MY HEART
シンガー・ソングライター/ギタリストのジョン・メイヤーの、第53回グラミー賞最優秀ポップ・アルバム(歌唱)受賞作『バトル・スタディーズ』に収めたヒット。テイラー・スウィフトをフィーチャーした、メロウなナンバーだ。
10HAVEN'T MET YOU YET
第53回グラミー賞最優秀ポップ・ヴォーカル(男性)部門受賞のカナダのポップ・スター、マイケル・ブーブレの『クレイジー・ラヴ』からの1stシングル。切ない旋律を奏でるサウンドと甘く穏やかなヴォーカルが心を癒してくれる。
11JUST THE WAY YOU ARE
第53回グラミー賞最優秀ポップ・ヴォーカル(男性)を受賞した、ハワイ出身で音楽家一家の中で育ったブルーノ・マーズの1stアルバム『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』収録のヒット。“和(なご)メロ・シンガー”の異名を持つ歌声が心地よい。
12THIS IS IT
世紀のスーパー・スター、マイケル・ジャクソンによる、世界的ヒットを記録したドキュメンタリー映画と同名の全米No.1“遺作”アルバムからのヒット曲。第53回グラミー賞最優秀ポップ・ヴォーカル(男性)賞にノミネート。
13BEG STEAL OR BORROW
ジョン・メイヤーも絶賛するシンガー・ソングライターがレイ・ラモンターニュ&ザ・パライア・ドッグス名義で発表した、初のバンド・コラボ作からのヒット曲。のどかで味わい深いフォーク・ナンバーだ。第53回グラミー賞最優秀楽曲賞ノミネート作。
14THE HOUSE THAT BUILT ME
テキサス出身の女性カントリー・シンガー、ミランダ・ランバートの4thアルバムに収録のヒット曲。アコースティック・ギターの生音と伸びやかな美声が響く、午後の陽だまりがよく似合う名曲だ。第53回グラミー賞で最優秀女性カントリー・ヴォーカルを受賞。
15BABYFATHER
シャーデー・アデュ率いるUKの4人組、シャーデーの10年ぶりとなるアルバム『ソルジャー・オブ・ラヴ』からのヒット曲。気だるいヴォーカルとダブ調のリズムが心地よい。第53回グラミー賞最優秀ポップ・デュオorグループ・ウィズ・ヴォーカル部門ノミネート。
16THE ONLY EXCEPTION
アメリカン・ロック界のニュー・ヒロイン、ヘイリー・ウィリアムス率いる5人組、パラモアの3rdアルバム『ブラン・ニュー・アイズ』収録のヒット。物語風の歌詞が切ない。第53回グラミー賞最優秀ポップ・デュオorグループ・ウィズ・ヴォーカル部門にノミネート。
17HEY, SOUL SISTER
第53回グラミー賞最優秀ポップ・デュオorグループ・ウィズ・ヴォーカル部門受賞のサンフランシスコを拠点にする3人組、トレインの5thアルバム『セイヴ・ミー、サンフランシスコ』収録のヒット。メロディアスで繊細なロック・ナンバーだ。
18MISERY
3rdアルバム『ハンズ・オール・オーヴァー』からの1stシングル。クセになるメロディのポップ・チューンで、曲調とは対照的なエロス&ヴァイオレンスなPVも注目を浴びた。第53回グラミー賞最優秀ポップ・デュオorグループ・ウィズ・ヴォーカル部門ノミネート。
19DON'T STOP BELIEVIN'
人気TVドラマ『glee/グリー 踊る♪合唱部!?』出演のグリー・キャストによるジャーニーのカヴァー。第53回グラミー賞最優秀ポップ・デュオorグループ・ウィズ・ヴォーカル部門ノミネートの、シーズン1最終回で歌われた“州大会”ヴァージョンだ。