ミニ・レビュー
トランペットも20世紀を迎える前に劇的に表現能力を進歩させた楽器。その能力の限界を試すかのように書かれたさまざまな曲を集めたのがこのアルバム。アントンセンの輝かしい音色とテクニックが素晴らしく、サヴァリッシュのピアノは本当にうまい。
ガイドコメント
現代トランペット界の若き第一人者が、楽器の幅広い可能性を20世紀の作曲家たちの作品によって最大限に引き出している。サヴァリッシュがピアノで共演していることも話題。
収録曲
01トリプティク (トマジ)
02ソナチネ (マルティヌー)
03伝説 (エネスコ)
04アルバムブラット (グラズノフ)
05演奏会用エチュードop.49 (ゲディケ)
06トランペットとピアノのためのソナタop.73 (ベンツォン)
07無窮動 (ブル)
08ルスティク (ボザ)
09ファンタジー・カプリース
10即興曲 (イベール)
11トランペット・ソナタ変ロ調 (ヒンデミット)
演奏
オーレ・エドワルド・アントンセン(TP) ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)