ミニ・レビュー
カピュソン自らが3人の作曲家に作品を委嘱し、その初演も行ない、なおかつその模様をライヴ収録したという、誠にホットでエキサイティングな一枚だ。もちろん作曲家たちもカピュソンの、そしてヴァイオリンの美質を際立たせるような曲を書いており、聴き惚れてしまうこと間違いなし。
ガイドコメント
フランスを代表するヴァイオリニスト、カピュソンの生誕40周年を記念したアルバム。リーム、デュサパン、マントヴァーニが彼のために書いた委嘱作3曲を並べた意欲作で、ヴァイオリニストとしての矜持が感じられる一枚。
収録曲
01「画家の詩」-ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲 (リーム)
02「アウフガング (上昇)」-ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲 (デュサパン)
03「水の戯れ」-ヴァイオリンと管弦楽のための (ブルーノ・マントヴァーニ)
演奏
ルノー・カピュソン(VN) (1)フィリップ・ジョルダン指揮 ウィーン交響楽団 (2)チョン・ミョンフン指揮 フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 (3)フィリップ・ジョルダン指揮 パリ国立歌劇場管弦楽団