スティーヴィー・ワンダー / タイム・トゥ・ラヴ

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スティーヴィー・ワンダー / タイム・トゥ・ラヴ
CD
ミニ・レビュー
『カンヴァセーション・ピース』(95年)以来、10年ぶりとなるオリジナル盤。ワールド・ミュージックを含む、多岐にわたる音楽性が年輪を感じさせる一方で、生楽器を重視した音作りが新鮮だ。あのアイシャやプリンス、ポール・マッカートニーらが参加。
ガイドコメント
『カンヴァセーション・ピース』以来10年ぶり、28枚目となるスタジオ・オリジナル・アルバム。まさに円熟のラブ・バラードが堪能できる話題盤。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    1位 (2005/10/17)  ⇒  6位 (10/24)  ⇒  12位 (10/31)  ⇒  12位 (11/7)  ⇒  22位 (11/14)  ⇒  30位 (11/21)  ⇒  35位 (11/28)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    2位 (2005/10/17)  ⇒  5位 (10/24)  ⇒  11位 (10/31)  ⇒  11位 (11/7)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    1位 (2005/10/17)  ⇒  3位 (10/24)  ⇒  4位 (10/31)  ⇒  7位 (11/7)  ⇒  10位 (11/14)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    2位 (2005/10/17)  ⇒  7位 (10/24)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    4位 (2005/10/17)  ⇒  8位 (10/24)
  • TOWER RECORDS 福岡 アルバム総合
    5位 (2005/10/17)  ⇒  9位 (10/31)
収録曲
01IF YOUR LOVE CANNOT BE MOVED
ゴスペル・シンガー、キム・バレルのパワフルなヴォーカルと伸びやかなスティーヴィーのヴォーカルの競演に圧倒される、濃厚なR&Bチューン。“9.11”以降の病めるアメリカを想起させるような歌詞に、考えさせられることも多い。
02SWEETEST SOMEBODY I KNOW
スティーヴィーの代名詞ともいえるシンセサイザーを効果的に使った、全盛期を思わせるようなポップでスウィートなR&Bチューン。始まったばかりの恋愛を想起させる甘い歌詞とやわらかなメロディ・ラインに癒される。
03MOON BLUE
去って行った恋人を待ち焦がれるという、切ない歌詞が心に迫るミディアム・バラード。若かりし頃とは違った味を感じさせてくれる、円熟したスティーヴィーのヴォーカルに聴き惚れる、大人のためのR&B。
04FROM THE BOTTOM OF MY HEART
スティーヴィーのトレードマークといえるハーモニカの響きが心地よい、ミディアム・テンポのR&Bチューン。キャッチーなサビで聴かせる伸びやかで美しい歌声と恋人への深い愛を綴った詞が、心に深く染みわたる。
05PLEASE DON'T HURT MY BABY
打ち込みを使用したアップ・テンポの曲調と年齢を感じさせない弾けるようなスティーヴィーのヴォーカルに、思わずハッとさせられるR&Bチューン。ゴージャスな恋人への嫉妬心を歌った詞は、世の男性なら誰でも共感できるところ。
06HOW WILL I KNOW
1976年の名曲「可愛いアイシャ」でおなじみ、スティーヴィーの愛娘のアイシャ・モリスをフィーチャーしたバラード・ナンバー。美しいピアノの旋律と伸びやかなアイシャのヴォーカルに、心から癒されること間違いなし。
07MY LOVE IS ON FIRE
電子ピアノやマリンバを効果的に使用したメロディが心地よく耳になじむ、ミドル・テンポのR&Bナンバー。70年代のスティーヴィーを思わせるような流麗なメロディと伸びやかなヴォーカルが絶品の、アルバム『タイム・トゥ・ラヴ』中でも屈指の佳曲。
08PASSIONATE RAINDROPS
ピアノとささやくようなスティーヴィーのヴォーカルが心に迫るミディアム・バラード。情熱的な感情を冷ますどころかますます情熱的にする“雨粒”を歌うサビでの力強い歌声が、聴き手の心に強く訴えかけてくる。
09TELL YOUR HEART I LOVE YOU
うねりにうねるベースとスライド・ギターに思わず身体も揺れる、ファンキーなR&Bチューン。片想いの辛さを真っ正面から表現したがゆえに、どこか滑稽にさえ感じられる詞には思わず聴き入ってしまう。
10TRUE LOVE
アコースティック・ピアノとサックスを中心に配したシンプルなサウンドがすっと心に染み入ってくる、スティーヴィー得意のR&Bチューン。タイトルどおりに「真の愛」をしっとりと歌い上げる力強いヴォーカルは圧巻の一言。
11SHELTER IN THE RAIN
恋人を守る決意を歌った甘い詞とシンセサイザーを効果的に使ったサウンドが映える、スティーヴィーらしいミディアム・バラード。ナラダ・マイケル・ウォルデンら豪華な客演陣による演奏も聴き逃せない。
12SO WHAT THE FUSS
バック・ヴォーカルにアン・ヴォーグ、ギターにプリンスを迎えた豪華なR&Bチューン。ファンクネスあふれるベース&ギターの旋律と年齢を感じさせないスティーヴィーの力強いヴォーカルに、思わず身体も揺れる。
13CAN'T IMAGINE LOVE WITHOUT YOU
アコースティック・ピアノを中心に据えた素朴なメロディに癒される美しいバラード。“あなたなしの愛など考えられない”と、永遠の愛を綴ったロマンティックな歌詞が心に染みる。恋人に捧げたい一曲。
14POSITIVITY
跳ねるようなスティーヴィーのヴォーカルが、タイトルどおりに聴き手をポジティヴな気持ちにさせてくれるファンキー・チューン。曲の中盤からは愛娘のアイシャも参加して、素敵なコーラス・ワークを披露してくれる。
15A TIME TO LOVE
スティーヴィーからの影響を公言する若き歌姫、インディア・アリーとコラボレートした、しっとりとしたR&Bナンバー。人類愛を想起させるスケールの大きな詞は、病んだ現代世界を癒してくれるに違いない。
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳
アーティスト
  • スティーヴィー・ワンダー
    1950年米国ミシガン生まれ。12歳でデビューし、盲目の天才少年シンガーとして脚光を浴びる。71年にはすべての作業を自らの管理下において制作した『青春の軌跡』を発表し、モータウン・サウンドから脱却。その後も従来のソウルにとらわれない斬新なサ……
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